車の保証、何がいつまで? — 新車保証・特別保証・延長保証・中古の保証と、切らさないための点検
新車の保証は「3年または6万km」の一般保証と「5年または10万km」の特別保証の2階建てで、消耗品は対象外です。効かなくなる4つの条件、中古で買った車がメーカー保証を引き継ぐ手続き、延長保証を乗る年数と距離で決める考え方、保証を使う日に手元にあると早いものまで。
新車の保証は「3年または6万km」の一般保証と「5年または10万km」の特別保証の2階建てで、消耗品は対象外です。効かなくなる4つの条件、中古で買った車がメーカー保証を引き継ぐ手続き、延長保証を乗る年数と距離で決める考え方、保証を使う日に手元にあると早いものまで。
車検とは別に、12ヶ月・24ヶ月ごとの法定点検があるよ。早めの不具合発見につながるので、受けておくと安心なんだ。 制度は変わることがあるから、最新は公式の情報で確認してね。
Prototype conversation · 開発中の画面より再構成
3年目の夏、エアコンの効きが急に弱くなった。修理に出す前に、ひとつ確かめたいことがあります。これは保証で直るのか。答えはディーラーの人の気分ではなく、納車のときに受け取った保証書に書いてあります。ただ、保証書を開いても「一般保証」「特別保証」「消耗部品」と言葉が並んでいて、自分の故障がどこに入るのかは読み取りにくい。
ここでは、新車の保証がどういう作りになっていて、いつ切れ、何をすると効かなくなり、中古で買った車にはどう引き継がれるかを見ます。納車直後の書類の分け方は 車が来てからの最初の1か月にやること に、消耗品の交換周期は 車の消耗品、交換時期まるわかりカレンダー にあります。
保証の期間・距離・対象部品はメーカーと販売店ごとに違い、改定もあります。本文は2026年9月時点の一般的な整理なので、ご自身の車はお手元の保証書と販売店で確かめてください。

国産メーカーの新車保証は、ほぼ共通の作りです。
| 保証 | 期間 | 対象 |
|---|---|---|
| 一般保証 | 新車登録から3年または走行6万kmの早いほう | 車のほぼ全部。エアコン、ナビ、電装、内装の不具合 |
| 特別保証 | 新車登録から5年または走行10万kmの早いほう | エンジン、トランスミッション、ブレーキ、ステアリングなど、走る・曲がる・止まるに関わる主要部品 |
「または」の意味は、どちらか早く来たほうで終わる、です。年に2万km走る人の一般保証は3年目を待たずに6万kmで切れ、年に5,000kmしか走らない人は3年で切れます。冒頭のエアコンは一般保証の対象なので、3年目でも6万kmに達していなければ保証で直ります。
保証の起点は「新車登録の日」です。自分が買った日でも納車の日でもありません。中古で買った人は、車検証の初度登録年月から数えます。
保証書の細かい字を、条件の側から読むとこうなります。
4つ目が、いちばん見落とされます。点検を受けなかったからといって保証が自動的に消えるわけではありませんが、「点検を受けていれば防げた故障」と判断されると対象外になります。点検の記録は保証書と同じ冊子(メンテナンスノート)に押されるので、冊子を1つにまとめておく理由がここにあります。

保証期間中に、ディーラー以外でオイル交換をしても保証は切れません。切れるのは、メーカーの指定と違う油脂を入れたときや、点検そのものを受けていないときです。他店で受けた整備も、レシートと走行距離を残しておくと説明できます。

中古車の保証は、どこで買ったかで作りが違います。
中古で買ったときに最初にやるのは、保証書と点検整備記録簿が車に付いているかを確かめることです。記録簿は原則として再発行されないので、無い車は「点検を受けた証拠が無い車」として保証継承も査定も見られます。
ディーラーの延長保証は、一般保証が切れる3年目のあとを、5年目や7年目まで伸ばす有償の保証です。加入できるのは新車購入時か、初回車検のときが多く、費用は数万円台が目安です。
決め方は2つの数字で足ります。何年乗るつもりかと、年に何km走るか。5年で手放すなら3年目から5年目までの2年が対象で、年1万km以下ならその2年は距離の上限に届きません。逆に年2万km走る人は、延長しても距離の上限で先に切れます。保証書の距離の欄を、自分の年間走行距離で割ってみてください。年間の距離の出し方は 車の記録を1年ためると、何が見えてくる? にあります。
延長保証で直るのは「故障」だけで、消耗品の交換や車検の費用は含まれません。安心を買うものであって、維持費が下がるものではありません。
この4つを持ってディーラーに行けば、「保証で直るかどうか」はその場で決まります。持たずに行くと、一度帰って探すことになります。
あります。12か月点検と24か月点検が法定点検で、車検とは別のものです。自家用乗用車では受けなかった罰則はありませんが、メーカー保証は「定められた点検を受けていること」を条件にしているので、保証の側からは受ける理由があります。点検の記録はメンテナンスノートに残ります。
大丈夫です。保証が効かなくなるのは、メーカーの指定と違う油脂を入れたときや、点検を受けていないときで、他店でのオイル交換そのものは条件に触れません。レシートに油種と走行距離が残るようにしておきます。
新車登録から5年または10万km以内なら残っていますが、自動では引き継がれません。正規ディーラーで保証継承の手続き(12か月点検相当の点検と手数料)をすると、残りの期間が自分のものになります。
多くの場合、替えられません。バッテリーは消耗品として最初から対象外です。ただし新車の初期不良や、充電系統の故障が原因なら別で、そちらは一般保証の対象になります。原因の切り分けはディーラーで見てもらってください。
取れるかどうかは、故障が起きるかどうかで決まるので、あらかじめは分かりません。決め方は「元が取れるか」ではなく、3年目以降に大きな修理代を自分で払える余裕があるかです。余裕があれば入らず、無ければ入る。乗る年数と年間の走行距離で、対象になる期間を先に計算してください。
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新車の保証は3年と5年の2階建てで、消耗品は入らず、点検を受けていることが条件。中古なら継承の手続きで残りが自分のものになる。覚えておくのはこれだけで、あとは保証書と点検の記録を1つの冊子に揃えておけば、故障の日にその場で答えが出ます。
私たちが開発中の Poitto では、保証の満了日を期限として登録しておくと、期日の前に相棒が声をかけます。整備の記録を残しておけば、他店で受けた整備の日付と走行距離も手元に残ります(※メンテナンスノートの点検の記録の代わりにはなりません)。
基本無料。まず iOS で先行リリース、Android 版も順次提供予定。
保証で直るかどうかは、故障の日ではなく、その前の点検の日に決まっています。
Poitto 開発チーム
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