バイクの車検、ぜんぶまとめ 2026年版 — 何ccから必要? 法定費用・ユーザー車検・依頼先の比較
バイクの車検は251cc以上が対象で、新車は3年後・以降2年ごと。法定費用(重量税3,800円〜・自賠責・検査手数料)と整備費の内訳、依頼先別の費用と手間、満了日の2か月前から受けられるタイミング、250cc以下でも必要な点検と自賠責も。結局2年でいくらかかるのか。
バイクの車検は251cc以上が対象で、新車は3年後・以降2年ごと。法定費用(重量税3,800円〜・自賠責・検査手数料)と整備費の内訳、依頼先別の費用と手間、満了日の2か月前から受けられるタイミング、250cc以下でも必要な点検と自賠責も。結局2年でいくらかかるのか。
排気量はエンジンが一度に吸い込む空気と燃料の量で、cc(またはL)で表すよ。 大きいほどパワーが出やすい反面、税金や燃料代も上がりやすいんだ。
Prototype conversation · 開発中の画面より再構成
バイクを持つと、車と同じように「維持費って結局いくらかかるの?」という疑問がついてまわります。とくにバイクは、排気量のクラスによって車検の有無も税額もガラッと変わるのが、わかりにくさの正体です。
「自分のバイクは車検が要るのか要らないのか」「税金は毎年いくらなのか」「自賠責はどのくらいか」——このあたりが、ふわっとしたまま乗っている方も多いのではないでしょうか。
覚えておく数字は、250 だけです。総排気量が250ccを超えるバイクには車検があり、250cc以下のバイクにはありません。線が引かれているのは、この一点だけです。
本記事の制度・料金は2026年8月時点で確認したものですが、税額や保険料は改定されることがあります。最終的にはお住まいの自治体や公式情報でご確認ください。
総排気量が250ccを超えるバイク(小型二輪)には車検があり、250cc以下(軽二輪・原付)にはありません。 車検があるクラスは、新車の初回が登録から3年後、その後は2年ごとです。
1回の車検で必ずかかる法定費用(自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料)は、合計でおおむね1万円台半ば。ここはどこで受けても同じで、総額に差が出るのは、その上に乗る整備費と代行手数料です。車検のないクラスでも、自賠責への加入と安全のための点検は排気量にかかわらず必要で、軽自動車税は排気量クラスごとに毎年かかります。
バイクの車検の有無は、道路運送車両法上の区分で決まっています。線が引かれているのは 250cc と 251cc の間 の一点だけです。
(出典:道路運送車両法施行規則(e-Gov法令検索)=二輪は総排気量250cc以下が軽自動車・250cc超が小型自動車で、二輪の軽自動車は検査対象外/自動車検査証の有効期間(国土交通省)=二輪自動車は初回3年・2回目以降2年。2026年8月時点)
税金のほうは排気量クラスで固定です。軽自動車税の年額は、一般的に次のようにされています。
| クラス | 排気量の目安 | 軽自動車税(年額) | 車検 |
|---|---|---|---|
| 原付一種 | 〜50cc | 2,000円 | なし |
| 原付二種(乙) | 51〜90cc | 2,000円 | なし |
| 原付二種(甲) | 91〜125cc | 2,400円 | なし |
| 軽二輪 | 126〜250cc | 3,600円 | なし |
| 小型二輪 | 251cc〜 | 6,000円 | あり |
(出典:総務省「軽自動車税の税率」・2026年8月時点。標準税率のため、自治体によって異なる場合があります)
「250ccまでは車検なし、251ccから車検あり」が大きな分かれ目です。ただし、車検がない=点検も自賠責も不要、ではありません。安全のための点検と自賠責への加入は、排気量にかかわらず必要です。

車検の費用は 法定費用(重量税・自賠責・検査手数料)+整備費 でできています。法定費用はどこで受けても同額、整備費は依頼先と車両の状態で変わります。重量税は車検時に2年分をまとめて納め、初度登録からの経過年数で変わり、**12年までで3,800円、13〜17年で4,600円、18年以降で5,000円(いずれも自家用・2年分)**です。
| 項目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 自動車重量税(2年分) | 3,800円(初度登録12年まで) | 13〜17年 4,600円/18年〜 5,000円 |
| 自賠責保険(24か月) | 8,760円(2026年10月末までに始まる契約) | 2026年11月1日以降に始まる契約は 9,640円 |
| 検査手数料(印紙・証紙) | 2,100円(運輸支局への持込検査) | 指定工場経由(保安基準適合証の提出)は1,500円 |
(出典:国土交通省「自動車重量税の税額表」=2026年5月1日から/登録・検査手数料一覧表(国土交通省)=2026年4月1日現在)
この3つを足したものが法定費用で、どこで受けても同じです。車検の総額で差が出るのは、この法定費用の上に乗る 整備費と代行手数料 の部分です。
自賠責保険料の目安(現行・2026年10月末までに始まる契約/沖縄・離島を除く本土)は、排気量クラスで少しずつ異なり、次のようにされています。
| 期間 | 小型二輪(251cc〜) | 軽二輪(126〜250cc) | 原付(〜125cc) |
|---|---|---|---|
| 12か月 | 7,010円 | 7,100円 | 6,910円 |
| 24か月 | 8,760円 | 8,920円 | 8,560円 |
| 36か月 | 10,490円 | 10,710円 | 10,170円 |
※車検のない軽二輪・原付は48・60か月といった長期契約も選べ、長期ほど1年あたりの負担は割安になります(小型二輪は最長37か月)。2026年11月1日以降に始まる契約からは料金が引き上げ られます(小型二輪の新料金:24か月 8,760円→9,640円・37か月 10,630円→11,660円。他クラス・他期間の新料金は公式でご確認ください)。
(出典:損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率表」・2026年8月時点)
車検の有無にかかわらず、バイクにかかる費用の全体は次のとおりです。
| 費目 | 中身 | かかり方 |
|---|---|---|
| 自賠責保険 | 強制加入の保険 | 車検ありは車検ごと・車検なしは任意期間で更新 |
| 軽自動車税 | 排気量で決まる税金 | 毎年(4月1日時点の所有者に課税) |
| 自動車重量税 | 車体にかかる国税 | 車検ありのみ・車検時にまとめて |
| 任意保険 | 対人・対物・車両など | 毎年(等級・年齢で変動) |
| 整備・消耗品 | タイヤ・オイル・チェーン・ブレーキ等 | 走行距離に応じて随時 |
| 駐輪・保管 | 月極駐輪場・カバー等 | 毎月 |
タイヤ・オイル・チェーンなどの消耗品は走り方で大きく変わりますが、目安として、オイル交換は数千円〜、タイヤ交換は前後で数万円になることもあります。消耗品の考え方はタイヤ交換の費用と時期の記事も参考になります。
まず、**「250ccは車検不要」だが「点検・整備・自賠責は必要」**という点がポイントです。車検がないクラスでも、日常的な安全点検やメンテナンスの必要性は変わりません。
2025年4月1日に新設されたのが「新基準原付」です。これは、総排気量が50ccを超え125cc以下で、最高出力を4.0kW(約5.4ps)以下に制御したモデルを、原付一種として扱う新しい区分です(従来の50cc以下の原付とは別枠で追加された区分です。出典:警察庁「一般原動機付自転車の車両区分の見直しについて」・2025年4月1日施行)。ナンバープレートは50cc以下の原付と同じ白で、軽自動車税も年額2,000円です。
背景には排ガス規制があります。原付一種には2025年11月以降、新たな排出ガス規制が適用されることになり、従来の50ccエンジンでは規制に適合した車両の生産・販売が難しくなる見込みとされていました。その受け皿として、出力を抑えた125cc以下の車体を原付一種扱いにできるようにした、という流れです。
新基準原付は「区分は原付一種」なので、原付免許で運転できますが、交通ルールも原付一種と同じです(法定速度30km/h・二段階右折・二人乗り不可など)。「車体は125ccサイズだけど中身は原付」という点を取り違えないよう、購入前に区分を必ず確認しましょう。詳細な施行状況や適合車種はメーカーや公式情報でご確認ください。原付一種・二種・軽二輪の違いと選び方は 原付・125ccの選び方、ぜんぶまとめ に。

タイミングを押さえておくと、慌てずに済みます。

小型二輪(251cc以上)の車検を通す方法は、大きく3つあります。
| 依頼先 | 費用の傾向 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ディーラー・正規店 | 高め | 少ない | 純正整備で安心を優先したい人 |
| バイクショップ | 中くらい | 少ない | 相談しながら任せたい人 |
| 車検専門店・量販店 | 抑えやすい | 中くらい | 費用重視で追加整備も相談したい人 |
| ユーザー車検 | 最も安い | 多い | 自分で点検・書類対応ができる人 |
安全に関わる部分は無理に節約せず、消耗した部品は交換する——という原則が結局は安上がりになります。維持費全体の考え方は車の維持費まるごとの記事や車検費用の考え方の記事も、バイクに置き換えて読むとヒントになります。
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126〜250ccの軽二輪は車検が不要とされています。ただし自賠責保険への加入と、安全のための点検・整備は必要です。
車検の有無にかかわらず、日常点検やメンテナンスの必要性は変わりません。安全確保が最優先です。
区分は原付一種のため、交通ルールも原付一種と同じとされています。車体サイズだけで判断せず、購入前に区分を確認しましょう。
毎年4月1日時点の所有者に課税され、多くの自治体で5月末が納期です。金額は排気量クラスで決まります。
書類準備と事前点検を自分で行えばできますが、整備は自己責任になります。不安があれば専門店に相談するのが安心です。
車検が切れたバイクは、そのままでは公道を走れません。一般的には、市区町村で仮ナンバー(臨時運行許可)を取得して運輸支局や整備工場へ運ぶ、または 積載車で運んでもらう 方法で、あらためて車検を受ける流れになります。手続きの詳細や必要書類は状況で変わるため、運輸支局や整備工場、公式の案内で確認してください。あわてて無車検のまま走らせない——これがいちばん大切です。
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