事故を起こしてしまったら? やるべきこと、ぜんぶまとめ 2026年版 — 通報・救護・連絡の手順
事故の瞬間、頭が真っ白になっても動けるように。安全確保・救護・110番・情報交換・記録・保険連絡、そして『その場で示談しない』理由まで、正しい手順を6つの問いに整理しました。
事故の瞬間、頭が真っ白になっても動けるように。安全確保・救護・110番・情報交換・記録・保険連絡、そして『その場で示談しない』理由まで、正しい手順を6つの問いに整理しました。
車を運転していれば、どれだけ気をつけていても、事故と無縁ではいられません。自分が起こしてしまうことも、もらってしまうこともあります。
そして事故の瞬間は、誰でも 頭が真っ白 になります。「何から手をつければいいのか」「警察は呼ぶべきなのか」「相手と何を話せばいいのか」。慌てて間違った対応をしてしまうと、あとから 自分が大きく不利になる こともあります。
だからこそ、落ち着いている 今のうちに、正しい手順を一度だけでも頭に入れておくこと。それが、いざという時のあなたと、相手を守ります。
この記事では、事故対応の悩みを 6つの問い に整理して、順に答えていきます。
⚠️ この記事は一般的な手順の整理です。個別の状況の判断は、必ず警察官・加入している保険会社・弁護士などの専門家の指示に従ってください。 罰則・点数・制度・費用・連絡先は本記事執筆時点(2026年6月)の 目安 であり、最新は 警察庁・国土交通省・各保険会社の公式情報 で確認してください。
事故が起きたら、やることには 決まった順番 があります。慌てて順番を間違えないために、まずこの流れを覚えてください。
| 順番 | やること | 目的 |
|---|---|---|
| 1 | 安全な場所へ移動・停止/ハザード・三角表示板 | 二次事故(後続車の追突など)を防ぐ |
| 2 | 負傷者の救護(必要なら 119 番) | 命を守る・法律上の義務 |
| 3 | 警察へ通報(110 番) | 法律上の義務・事故証明の前提 |
| 4 | 相手との情報交換・現場の記録 | 後日の手続き・保険のため |
| 5 | 自分の保険会社へ連絡 | 補償・示談交渉の依頼 |
走行できる状態なら、車を路肩・空き地・パーキングなど安全な場所 に移動させ、エンジンを止めてハザードを点灯 します。
そのうえで、後続車に異変を知らせます。
⚠️ 高速道路上では、車内・車道に留まらず、ガードレールの外など安全な場所へ避難 してください。停止表示は後方に置くのが原則です。後続車にはねられる二次事故が、最も危険です。
自分と相手、同乗者、歩行者など、けがをした人がいないか を確認します。けが人がいれば、ためらわず 119 番。意識・出血・痛みの有無を、落ち着いて伝えます。
けがの対応と並行して、必ず 110 番に通報 します。これは 法律上の義務 です(理由は②で詳しく説明します)。
「事故はどんなに軽くても、必ず警察を呼ぶ」。これだけは、絶対に覚えておいてください。
事故対応の順番には、ちゃんと理由があります。これは 道路交通法(第72条) で、運転者の 義務 として定められているからです。
| 義務 | 内容 |
|---|---|
| 救護義務 | 直ちに運転を止め、負傷者を救護する |
| 危険防止措置 | 後続車などへの二次事故を防ぐ措置をとる |
| 報告義務 | 事故の発生日時・場所・負傷者・損壊の程度などを警察に報告する |
この3つは、けがの有無に関わらず 求められる基本です。だからこそ「①の順番」は、救護 → 危険防止 → 警察への報告 という流れになっています。
「ちょっとこすっただけ」「相手も大丈夫と言っている」。そんな時でも、警察への報告は必要 です。物損だけの事故でも、報告は義務とされています。
理由は2つあります。
法律上、報告義務に違反すると罰則の対象になりうるとされています。さらに深刻なのが、けが人を救護せずに現場を離れる「ひき逃げ」や、物損で逃げる「当て逃げ」です。
| 違反 | 罰則の目安 |
|---|---|
| 報告義務違反 | 3か月以下の拘禁刑または5万円以下の罰金 |
| 救護義務違反(ひき逃げ) | 10年以下の拘禁刑または100万円以下の罰金 |
※ あくまで一般的な目安です。実際の処分は事案ごとに異なります。正確な内容は警察庁・公的機関の最新情報 をご確認ください。
ここで伝えたいのは「怖がらせること」ではありません。その場を離れず、きちんと救護し、警察を呼ぶ。 この当たり前の対応こそが、結果としてあなた自身を守る、ということです。
順番がわかったら、次は 現場での具体的な動き です。落ち着いて、ひとつずつ。
110 番では、慌てず次を伝えます。
相手がいる事故では、お互いの情報を交換 します。あとで保険会社が連絡を取り合うために必要です。
| 交換する情報 | 具体的に |
|---|---|
| 氏名・住所・連絡先 | 運転免許証で確認させてもらう |
| 車の情報 | ナンバー・車種・色 |
| 加入している保険 | 保険会社名・連絡先(証券番号があれば) |
| 勤務先(必要に応じて) | 連絡が取れる先 |
スマートフォンで、できる範囲で記録します。これが後日、大きな助け になります。
そばに目撃者がいたら、連絡先を聞いておく と、後日の事実確認で役立つことがあります(あくまで任意の協力です)。
💡 Poitto の相棒に「事故ったかも、どうしたら?」と話しかければ、やることの順番(安全確保 → 救護 → 警察 → 情報交換 → 記録)を落ち着いて案内 してくれます(リリース準備中)。パニックの瞬間こそ、「次の一手」が見えることが大事です。
現場の対応が落ち着いたら、加入している任意保険の事故受付 に連絡します(詳しくは④⑤で)。
「どこに、いつ連絡すればいいのか」を、時系列で整理します。
| タイミング | 連絡先 | 補足 |
|---|---|---|
| すぐ(必須) | 警察 110(けが人がいれば 救急 119 も) | どんなに軽くても必ず・即時 |
| 現場が落ち着いたら | 加入している任意保険の事故受付 | 24時間受付が一般的 |
| 必要に応じて | ロードサービス(保険付帯・JAFなど) | 自走不能・レッカーが必要なとき |
| 高速・幹線道路で異状時 | 道路緊急ダイヤル #9910 | 落下物・道路の損傷・危険を知らせる |
繰り返しになりますが、警察への連絡だけは例外なし です。後回しにしたり、「相手と話し合って済ませよう」としたりするのは禁物です。
任意保険には 24時間の事故受付 があるのが一般的です。現場の安全が確保できたら、できるだけ早く 連絡しましょう。その後の 示談交渉を保険会社に任せられる かどうかは、この最初の連絡が起点になります。
任意保険の補償内容そのものについては、自動車保険の選び方の記事で整理しています。
車が動かない、危険な場所にある、という場合は レッカーやロードサービス を手配します。保険に付帯していることも多く、JAFなどの選択肢もあります。詳しくはロードサービス・JAFの記事へ。
いざという時に すぐ電話できるよう、主な連絡先をまとめておきます。スマホに登録 しておくと安心です。
| 連絡先 | 番号 | いつ使う |
|---|---|---|
| 警察 | 110 | 事故が起きたら必ず(24時間) |
| 救急 | 119 | けが人がいるとき(24時間) |
| 道路緊急ダイヤル | #9910 | 道路の異状・落下物・危険物(24時間・全国共通・通話無料) |
| 加入している任意保険 | 証券・公式サイトで確認 | 事故受付・示談・ロードサービス |
| JAF | 0570-00-8139 など | 自走不能・救援(会員/非会員で料金差) |
#9910 は、国土交通省が設けている 全国共通の通報窓口 です。道路の 穴ぼこ・路肩の崩れ・落下物・路面の異状 などを、24時間・通話無料 で受け付けています(2024年からは LINE での通報も始まっています)。
事故そのものの通報先は 110番 ですが、現場に 落下物や危険な道路状況 があり後続車の事故につながりそうな場合に、#9910 が役立ちます。
⚠️ 都道府県などが管理する道路では、夜間・土日祝はすぐに対応できない場合もあります。緊急性が高い・人命に関わる場合は、迷わず 110/119 を優先してください。
💡 Poitto には、加入している保険の事故受付・JAF・かかりつけ整備工場などの連絡先を、任意で登録しておける 機能があります(リリース予定)。事故の瞬間、相棒に聞けば 登録した連絡先にすぐたどり着ける。慌てた状況でも、迷わず動けます。
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呼びます。 けが人がいない物損事故でも、警察への報告は義務とされています。報告して 交通事故証明書 が発行されないと、後日 保険が使えない など、自分が困ることになります。「軽いから」で済ませないでください。
進めないでください。 これは最も大事な注意点のひとつです。
その場では、「保険会社を通します」 と伝え、お金や責任の話には踏み込まないのが基本です。示談交渉は、冷静になってから、保険会社や専門家を通じて 行います。
過失の割合は、双方の状況や証拠をもとに、後日きちんと判断 されるものです。動揺した現場で 安易に「全部自分が悪い」と認めてしまう と、後で不利になることがあります。事実は正確に伝えつつ、過失割合の結論は急がない のが安全です。
とても役立ちます。 事故の状況や過失割合をめぐって食い違いが出たとき、客観的な記録 は大きな助けになります。前後を記録できるタイプだと、追突など後方の状況にも備えられます。日頃から 正常に録画できているか を確認しておきましょう。
ざっくり言うと、けが人がいるかどうか です。けが人がいれば 人身事故、車や物だけの損害なら 物損事故 として扱われます。注意したいのは、現場では「大丈夫」と思っても、後日痛みが出る ことがある点です。その場合は 早めに病院で診てもらい、医師の診断書をもらう ことが大切です。物損から人身への切り替えには 早めの対応が望ましい とされています(具体的な手続き・期限は警察・専門家にご確認ください)。
多くの場合、翌年度の等級が下がり、保険料が上がる 仕組みです。人や物への賠償・車両保険を使う事故は 3等級ダウン となるのが一般的で、しばらく 「事故あり」の割増 が続きます。一方で、等級に影響しない ノーカウント事故 にあたる補償もあります。
ただし、「上がるのが嫌だから使わない」と自己判断するのは禁物 です。修理費・賠償額によっては 使ったほうが得 なこともあります。まずは 保険会社に相談 し、損得を確認してから決めましょう。等級の仕組みは自動車保険の記事でも触れています。
事故対応に限らず、緊急時の連絡先を整理しておく・ドラレコを付ける・保険の補償内容を把握しておく だけでも、いざという時の落ち着きが違います。車を持ち始めたばかりの方は、はじめての車ガイドもあわせてどうぞ。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。事故は、誰にでも起こりえます。だからこそ、安全確保 → 救護 → 警察 → 情報交換 → 記録 → 保険連絡 という順番を、頭の片隅に置いておくこと。そして 「その場で示談しない・必ず警察を呼ぶ」 を守ること。それが、あなたと相手の双方を守ります。
私たちが開発中の Poitto は、もしもの時、相棒に「事故ったかも、どうしよう」と話しかければ、やることの順番を落ち着いて案内 してくれます。保険の事故受付・JAF・整備工場の連絡先を任意で登録 しておけば、慌てた状況でも、迷わず次の一手にたどり着けます。
基本無料。まず iOS で先行リリース、Android 版も順次提供予定。
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Poitto 開発チーム